マナー/エチケット

ゴルフルールの精神

ゴルフはルールを守ることを厳しく求めているだけでなく、マナー、エチケットまで規定しているスポーツです。
そして、野球やサッカーなどと最もちがうのは、プレーの場に審判がいないということです。
スコアの申告、ルールを守ることなどすべてゴルファー個人にゆだねられているのです。
したがって、プレーヤーはつねに公正、公平の理念を自覚しフェアープレーに徹したスポーツマンシップ、さらにはフェローシップを求められます。
自分に恥じないプレーを心がけることで、自分ばかりか他のプレーヤーも気持ちよく楽しいゴルフができるように心がけしましょう。

​ゴルフルールの基本理念

1.自分の有利な条件を作らない ⇒「公平の理念」
2.大会に参加する選手全員が平等な条件で、プレイができる ⇒「公平の理念」

​ゴルフルールの基本2カ条

1.ボールの軌跡をつないでゆく
2.ボールはあるがままの状態でプレイする

エチケットの三原則

​コース上の礼儀

1. 周囲を確認してからクラブを振る

クラブはたとえ素振りであっても、人に当たるとたいへん危険です。どんなショットの場合でも、クラブを振る時は周囲に人がいないか、障害物はないかを必ず確認する習慣をつけましょう。

2. 前の組に打ち込まない

前の組に打ち込む可能性が少しでもある場合はボールを打ってはいけません。
キャディさんのいる場合はキャディさんの指示に従います(最終的にはプレイヤー自身の責任です)。

またミスショットをしてボールが人のいる方向に行ってしまったときは、大きな声で「ファー(注意!)」と大きな声で注意をうながすようにしましょう。

3. 他の人のショットは静かに見守る

コースにいるほかのプレーヤーのプレーの邪魔にならないように、むやみに動いたり話をしたり音を立てたりしないように心配りしましょう。

4. キビキビとプレーする

ボールのある場所には早足で行くなど、同伴者が気持ちよくプレーできるよう気配りすることも大切です。
次に何をしなくてはいけないか、つねに手順を考えキビキビしたプレーを心がけます。

​コース上の先行権

1. 5分以上待たせてしまいそうな時はパスさせる

ボールが見つからないなどの理由で、後ろの組を長く待たせてしまいそうな時は、プレイを中断し、後ろの組をパスさせるようにしましょう。

​コースの保護

1. 素振りで芝を削らない

ショットでターフを取るのは仕方がありませんが、素振りのとき芝を削ったりするのはやめましょう。
またグリーン上で足を引きずると掻き傷ができるので気をつけましょう。

2. ボールの跡は自分で元に戻す

グリーンにうまくボールが乗った場合などには、くぼんだボール跡ができることがあります。
そんなときはは、グリーンフォークなどを使って元にもどすようにしましょう。